柱の間に断熱材を入れた内断熱の断熱住宅

柱の間に断熱材を入れた内断熱の断熱住宅
日本家屋で古くから行われている断熱住宅のほとんどは、柱の間に断熱材を入れた構造となっており内断熱と言われるものです。この方法は外壁工事を行ってから家壁を取り付ける際に柱の間に断熱材を入れるものとなっており、簡単に実現することができる反面その効果が低いものと近年では言われるようになってきました。 実際には柱の部分は直接外壁に触れていることが多いため、これを使って外の熱が直接家の中に入り込むものとなります。また屋根等の熱も入り込むことから、夏はその熱を感じることになり冬は寒さを感じることになる場合も少なくありません。 近年の断熱住宅ではこの問題を解決できる外断熱が注目されるようになっています。これは外壁の部分自体を断熱材で大生形となっており、直接室内にその熱を伝えることがありません。これによりエネルギーの削減を実現することができることから、自然環境を効果的に利用できるパッシブハウスにもふんだんに使われており、今後の断熱住宅の主流となっています。
断熱住宅のメリットと注意点について知っておくべきこと
近年、住宅におけるエネルギー効率や省エネルギー性が注目されています。その中で注目を浴びているのが「断熱住宅」という概念です。冬場の寒さや夏場の暑さを遮断しエネルギーの無駄を抑えることで、快適な住環境を実現すると同時に、エネルギー消費を削減するという効果があります。しかしこの住宅にも注意が必要な点があります。特に素材の選定に関しては、健康に配慮する必要があるでしょう。 一般的に、断熱材や内装材には化学物質が含まれていることがあります。これらの化学物質は、揮発性有機化合物として室内に放散されることがあり、室内の空気質を悪化させる可能性があります。特に新築やリフォーム時には、建材や塗料のにおいが気になることがあり、シックハウス症候群の原因にもなりえます。 そのため断熱住宅を選ぶ際には、素材の選定に注意を払う必要があります。自然素材を使用した建材や内装材を選ぶことで、揮発性有機化合物の放散を抑え、健康に配慮した住環境を整えることが大切です。